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2009.10.22 日記 / 湘南
韓国の家庭料理
「終電、調べてあるから。」
いたずらっ子みたいな笑顔で恩美がやってきた。
お手製の韓国料理を手にずっしりと携えて。

彼女は韓国からの留学生。
杜窯会陶芸展を終えて、実家に帰省する直前。
ほんの少しできた隙間に遊びに来てくれた。

彼女との出逢いは3年ほど前にさかのぼる。
その学校に入学した私は
私立と国立の設備や環境の違いに愕然としながら
友達に案内されつつ作業場を見学していた。

窯場。電気が付いていなくて暗い。
よく見ると暗闇の中せっせと作業する人がいる。
「恩美。韓国からの留学生だよ。」友達から紹介される。
私もご挨拶する。
「なみじです。韓国大好きです。サンドゥーとか!」

憧れの韓国出身の女の子を前にして
勝手に舞い上がる私に
恩美は苦笑い(?)しているように見えた(笑)

「1ま~い、2ま~い・・・」自作の井戸茶碗を一人数える恩美。
彼女からは、努力と真剣さと真面目さがにじみ出ていて、
正直この子は「おしん」か?と思った。
私の第一印象はそうだった。

あれから共に学び、共に遊び、共に笑い、共に泣き(笑)
彼女が私にとって掛け替えのない仲間になるのに
そう時間はかからなかった。

・・・・・

家についてふと落ち着くと恩美はこんなことを言った。
「初めて会った時のこと覚えてる?」
何年も友達をやっていて初めての発言だ。
私は待ってました!と言わんばかりに
「覚えてるよー!」と言って
上記の内容を自信満々に語った。

恩「違うよ。」
私「!?」
恩「なみさんは、学校に入る前に一度遊びに来たでしょ?
そのときに会ったんだよ。」

・・・そうだった(汗)。
その学校に入れるかもわからないのに
もう入るつもりで、前の冬に遊びに行っていた。
あれはあの時の出来事だったんだ。
自分の記憶力にガッカリしつつも、ふと疑問がよぎる。
「なんで、ただ見学しにきただけの人を覚えているの?」
「あの時なみさん光ってたんだよ。」
「ヒカル??」
「一人だけ光に包まれてた。暗闇で。で、この人違うなと思った。」

結婚する相手と初めて出会った時に
相手が光って見えたという話はよく聞くが、
女同士でもそういうことがあるのか?いずれにしても、
お互い何かを感じていたことには間違いないようだ。

この人に出会わなかったら、どうなっていただろう?と恐怖を覚えるほど
自分の人生に大きな影響を及ぼしてくれる人に時々出会える。
彼女もきっと、そんな「やっと出会えた」一人なんだろう。

そして美味しい美味しい韓国の家庭料理を振舞って
海を越えた初めての親友は
予定通り終電で帰っていった。
その背中には
近い将来、韓国と日本の陶芸界の橋渡しとして
表面的でなく真に活躍する彼女の姿が見えるようだった。


・・・・・

作り方

①豚肉200g、みりん大1、塩コショウ少々、
ニンニクみじん切りにして一緒に炒める。

②キムチ、玉ねぎ、キャベツ、もやしに塩コショウを少々入れて炒める。

③先に炒めておいた肉と野菜を一緒にして
コチュジャン大2と醤油大2、砂糖小1を入れて炒めれば完成!

*これは日本人用に辛さを抑えてあるので、
韓国風に辛くしたい場合は、韓国製のコチュジャンに変えると
いいそうです。韓国のコチュジャンは日本のより辛くできているそうなので、
量は同じく大2くらいでいいそうです。


陶芸家:なみじ:wrote at 11:03 | 湘南 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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